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本当に伝えたいこと

原発に対していろいろ書いて、何だか誤解を招きそうな気がしたので、

いったん前回の記事を閉じました。

お菓子とは別の話題になってしまっていますので、違うブログに移したいと思っています。

(最近の記事を読んでない方はわからない話題ですみません・・;

コメントをくださった方の思いもとてもありがたいので、少々お待ちくださいね!)

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私は、反原発デモをやろう!と言っているのではないんです。

原発そのものにも、もちろんいろんな思いはありますが、福島に対して東電も国も、そして他の国民(一部ですが)も失礼でしょう?と言いたいのです。

心配してくださった方、ハラハラさせてしまったようで申し訳なかったですsweat01

震災後ちょっと東京に行った時がありまして、関東の福島に対する態度があまりにも心ないものだったんですよね・・・

ほんとに悔しくて・・・これは何とかしなきゃ!と思ったんです。

福島は何も悪くないのに、自分を責めてる友人も何人かいました。

そんなことないのに~

福島が関東の電力を供給してたことすら知られてないから、もっとメディアにそのことを言ってもらいたい。

今関係ないって言ってる人も、自分もそうなるかもって考えたら福島をけなすなんて出来ないでしょう?

日本全体の問題なんだよ。たまたま被害にあった福島に冷たくしないでほしい! 

それをもっと考えてほしいだけなんです。

反原発を第一に考えてる方からは拍子抜けされてしまうかもしれませんが、いろんな問題をはらんでいるので、私は単純には言えません。

ただ、大切なふるさと福島・大切な福島の人たちを悪く言ってほしくないんです。

そのために出来ることをしたいと思っています。

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お菓子のことからかけ離れて、こんなことばかり言って大丈夫!?と思う方もいらっしゃったかもしれませんが、

食に携わる仕事なので、やっぱりいろいろ考えてしまいます。

口に入るものを提供する側の人間として、責任がありますから。

いろいろ考えますが・・・今、不安や迷いのない人っているのかな。

私も今、ひとつの側面しか見えてないと思うんですが、お菓子の仕事とこれからの福島のこと、両方冷静に考えて行きたいと思っています。

血がのぼって、はちまきして行進するぞ!って思ってる訳じゃないので、心配しないでくださいね(苦笑)

声を上げよう!その1

(2011年4月に書いた記事ですが、当時は相当物議を醸してしまいました。

今読み返すと、怒りでいっぱいだ。そして、稚拙なところもあります。

でも、そんなに変なこと言ってないと思う。あの時の福島のピリピリした雰囲気。

何も言ってはいけないような、あの頃の空気を思い出します。 

そして、何も進んでないし、何も出来てないと思います。          2012年9月20日)

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何と今日、福島の原発7・8号機の増設計画が、東電から国に提出されたそうです。

“事務的なものだから”って・・・この、福島を馬鹿にした、東電と国の愚かな事実の、新聞の扱いは非常に小さかった。

イコール、福島はどれほど軽視されているかです。

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福島に対する扱いへの憤りを書いたひとつ前の記事に、生徒さんや友人知人からたくさんのコメントをいただきました。

ありがとうございます!メールもたくさんいただきました。

(お返事遅くなっていてすみません。少しお待ちくださいね!)

怒り・憤りを感じているのは私だけではない、と実感。

そして、避難所や浜通りの状況のひどさも教えていただきました。

そちらへの想像力が足りなかったことを反省しています。

倒壊の少なかった福島市は、一見もとの日常に戻ったようにも見えるかもしれない。

でも失ったものの大きさは・・・

私は日常が戻りつつある今の方が、虚しさが大きくなると思います。

現実があまりにも途方もなくて、個人の努力ではどうにもならないような虚無感。

手に負えない。

日々、目の前のことで精一杯で、ただそれをがんばろう。

落ち着いて来たんだから、それでいいと思われますか?

食料や燃料が買えるようになっても、決してもう3月11日以前の福島ではないと思う。

福島市には原発で避難して来た方々がまだ体育館で過ごしてます。

原発付近の海沿いの御遺体はそのままで、原発ではまだまだ多くの福島県民が戦い続けています。

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いろんな考え方があると思いますが、私が切に願うのは、まず自分を責めないで欲しいということです。

〔原発について、福島にあることを知っていたのに、それについて考えてこなかった。

だから自分も悪かった。自分に責任があるのだから反省しなくては。

被害者意識を持ってはいけない。東電や国を責める資格はない。〕

真面目でやさしい方ほど、そう思ってしまうのではないでしょうか。

どうぞ、そんなふうに思わないでください。

それは普通の人間関係での話なら、相手の非を責めずに、自分を省みることはとても大切だと私も思います。

でも、今回は話が違います。

あるジャーナリストの方の言葉ですが、『そうして口をつぐんで、得をするのは誰か?』

ということです。

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その2に続きます・・・

声を上げよう!その2

例えを出します。

①飲んだ薬の副作用で、完治しない重い障害に陥ったとします。

薬には、必ず副作用があり、それを伝えること・表示することが義務付けられていますよね。

それを、〔私がこれを飲んでしまったから・・・薬の知識がなかったから・・・〕

と飲んだ方が自分を責めるのは違いますよね?

痛ましいサリドマイドの問題などがかつてありました。

自分がこの薬を飲みさえしなかったら・・・とお子さんに思うお母さんの気持ち、どれほど苦しいことでしょうか。

製薬会社や認可した国の責任です。処方した医師・薬剤師が次でしょうか。

訴えて、治療費や生活費の保障をしてもらわなくては。お金では解決出来ないことなのですが。

それに言わなくちゃ、その薬は販売され続け、同じ苦しみを負う人が増えるだけです。

※原発も同じです。こんな恐ろしいことで世界で有名になってしまった福島の名前。

土壌や海はこれからどうなるのでしょうか。

②道端でひったくりに会ったとします。

〔私がうっかりしてたから・・・バッグをきちんと持っていなかったから・・・たすきがけのものにしていなかったから・・・〕

これも違いますよね。

警察に被害届けを出さなければ、バッグも中の貴重品もまず返ってきません。

※今回の原発の問題は、いったいどこに被害届けをだせばいいのか?

マスコミは国民の味方ではなく、権力の子分です。

どこも頼りにならないというのが、より虚しさと苦しみを増幅します。

③10年間普通に見ていたテレビが、ある日突然爆発したとします。

近くで見ていて大怪我をし、テレビが炎上して家も燃えたとします。

家電メーカーに言ったら、「そりゃ燃えましたけど、あなた10年テレビを楽しんだからいいじゃないですか」

と、相手にされなかったらどうしますか?

〔そうだよね・・・私も楽しんだもん・・・だから言う資格ないわ・・・〕

と思いますか?

※“福島は今まで原発で潤ったんだからいいじゃないか”という声をネット上で目にすることがあります。

ネットでの発言は匿名で無責任ですから、見なきゃいい・流せばいいとも思います。

しかし、そういう残酷な人が少なからずいるのです。

そして福島の人間は、なぜか後ろめたさを感じて口をつぐみます。

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反省すべきは、国・東電・そして県のトップです。

(前回のコメント欄の、自分の言葉を編集してこちらにも載せますね。)

無知だったこと、それは決して私たちの責任ではないと思います。

原子力は国策であって、リスクは国民県民には隠されて推し進められたのだから。

なぜ言わなかったのでしょう?

言えば、絶対に建設を反対されるとわかっていたからです。

庶民である私たちが考えないように、情報を巧妙に隠ぺいし、原発のリスク・いや存在においてすら周知徹底を意図的に怠ったのは、国と電力会社です。

原発が福島だけに作られたなら私たちも疑問にも思うべきだったでしょうが、日本各地・いえ世界中に原発はあり、今回たまたま福島がそうなったというだけです。

福島の人間だけが自分を責める必要はまったくない!のです。

それなら世界中の人間が反省して、今窮地にある福島を救ってください。

専門家も、原爆を推進するための専門家であって、国民を守るための情報を伝えて来なかった。

人間はすべてのスペシャリストにはなり得ない、それでいいと私は思います。

ただ、県や町の長である人間はそれを鵜呑みにせず、もっともっと万全に万全を重ねた対応をすべきだった。

県や町の自治体は、恩恵をこうむることより、県民町民の安全を守るために存在しているのに。

それでも最終的には、憲法の“国民の基本的人権を守る”という役割を果たせなかった国の責任なんです。

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ただ、原子力の脅威・恐怖を間近に知った福島の人間だから、

もはや無知ではいられないと気づいた私たちだからこそ、これから出来ることがありますよね。

戦争も原爆も私たちは経験していないけど、伝えることを諦めなかった人達のおかげで、その悲惨さや苦しみを知り、同じことが起きないように考えることが出来るのではないでしょうか?

そしてもう一度『福島の人間が口をつぐんで、得をするのは誰か?』 考えましょう。

私は、今後どうすれば福島の庶民が声を上げて世論を動かせるか、具体的な方法を探し続けていますし、真摯に向き合ってくださる方や団体も見つけつつあります。

あきらめないでいきますよ!

追記:

これを書いた後に、あるブログを見つけました。

福島県の前知事・佐藤栄佐久氏のコメントを見つけましたので、転載します。

『前福島県知事の佐藤栄佐久氏は、地震・津波による被害は天災としか言いようがないが、原発事故は「人災」だと断じる。

県知事として国の原子力行政と渡り合った経験から、原子力政策は原発を持つ自治体の長であってもタッチすることはできず、国会議員ですら蚊帳の外であったと話す。

今回の事故は、東電、作業員の問題ではなく、原子力安全委員会、経産省(エネルギー庁、原子力安全・保安院)などが原発を推進してきた政府のシステム全体の問題であり、けっして天災ではないと話す。 』

今、思うこと

(3月29日に書きました。少し訂正している箇所がありますが、本当に伝えたいことが伝わるように、と思ってです。)

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前回アップした時から9日が経ちましたが、原発の状況が好転したとは言い難く、

私はなかなか、またブログを書く気になれませんでした。

みんな大丈夫、がんばろうって今の私には言えません。

暗いことは言っちゃダメ!前向きに!全然大丈夫!

なんて・・・無理するのはやめましょう。

放射能は怖いし、いつ原発の問題が収束するかもわからない。

教室の再開のめどはまったく立ちません。

天災は誰も責められませんが、原発は人災。

なぜ福島が、こんなことにならなければいけないのか。

いつまで我慢しなければいけないのか。

東電常務の会見で記者が言ったように、『福島に希望はあるのか』?

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関東や関西の友人とメールや電話をして、励まされることもありますが、あまりの温度差にがっかりすることもあります。

今の福島県民が抱える不安や恐怖・怒りなどの深刻さと、県外の人の所詮“対岸の火事”的なのんきさ。

報道も関東の視点でしかないし、原発の現場で命がけで戦ってくれてる人を勇敢だとか、物資も燃料も来なくて我慢するしか出来ない人達を慎ましいだと?

どれほど怖いことでしょう。どれほど耐えていることか。

それを美談で済ませる気ですか?

東京への電力供給の犠牲になった福島を見捨てる気でしょうか?

東電や国を責めてる時じゃないって人もいますが、福島県は日本全体からどんどん孤立して、祖末にされているように感じてるのは私だけなのでしょうか?

福島のみんなの心は、ものすごく傷ついているのに誰もそこに触れようとしない。

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普通の福島県民の心の声を全国メディアで取り上げてもらえるよう、今がんばっています。

全国の大手新聞社4社と、テレビ局4社。雑誌の編集局にも電話しました。

反応はそれぞれで、親身に聞いてくださった所(テレビ朝日さんなど)もあれば、冷酷なところ(ちなみにフジテレビ)もありました。

ひとつ、人間味のある対応をしてくださったメディアがあり、記者さんに今度取材していただけるようにお願いしているところです。

必死に原発を守ってくださってる方々に手を合わせて祈ることしか出来ません。

原発以外でも、地震と津波の被災者の方のために、たくさんの方ががんばってくださっています。

他の被災県とは違う苦しみを背負った福島を、日本国民みんなに見放さないでほしい。

出来ることを少しでもしていきたいです。

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