フランスの1月のお菓子と言えば、
1月6日のエピファニー(公現祭というカトリックの行事)に食べられる“ガレット・デ・ロワ”。
誕生したイエスのもとに東方の三博士が訪れて、礼拝したのだそうです。
全然わかりませんが、写真奥の人形で何となく想像出来ますよね!?
私は1月にフランスに行ったことがないので、本で読んだり、パリに住む知人の話でしか知らないのですが・・・
最近はブログのおかげで、パリに住む方の1月のいろんなガレットを見る事が出来て楽しいです♪
この勉強会は、実は昨年11月に行ってきました(^^;)
母校の辻製菓専門学校の卒業生事務局からお電話をいただき、
姉妹校『エコール辻東京』で外来講師の講習会があることを知り・・・
10、11月は恐ろしく忙しかったのですが、ちょっとあまりにも現実の状況がつらくて、気分を変えたかった。
エアポケットのようにちょうど仕事のない日で、奇跡的に行けました(笑)
クープ(切れ目の筋)がとっても美しいですね~
でもピティヴィエ(やはり折りパイとアーモンド生地のお菓子)っぽい気もするけど・・・?ん~?
手前の大きい方は、『ガレット・デ・ロワコンテスト』で優勝経験のある、
世田谷“マリアージュ・ドゥ・ファリーヌ”のシェフ、須藤秀男氏のもの。
奥の厚味の薄い方がコンテストの審査員を務める、京都“オ・グルニエ・ドール”のシェフ、西原金蔵氏のもの。
薄い方が本来のガレットっぽいかも。
折りパイとアーモンド生地の作り方、成形の仕方、ドレ(ぬり卵)、クープ、焼成。
お二人の違うやり方を見ることが出来て、本当に勉強になった。
母校でありかつての職場だったので、お世話になった先生方、同僚、後輩に会うことも出来たし・・・
辻に行くと、原点に帰れて、初心を思い出すことが出来る。本当にありがたい場所だ。
初めての職場の、学校の助手の仕事。自分に職人として何もなくて、不安だった頃。
でもただただ自分の将来だけ考えればよかった。身軽だった。
今は・・・荷物が多いな(苦笑)
でもいろんな思い出や人との出会いが財産だし、築いてきて失いたくない大切なものもいっぱいある。
それはしあわせなことだ。
ガレット・デ・ロワの中にはフェーブと
いって、小さな陶器が入っているんです。
ガレットの中央に載ってますよね?
それが当たった人は王様になれる。ロワ、は王様という意味です。
今回もそんな楽しみがあって、当たった方は頭に金の紙の王冠をかぶせてもらい、お菓子の本をプレゼントされていました^^
いつか1月のフランスで、あちこちのガレットを食べてみたいな~
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