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今日のグーテンは、いちじくジャムのクレープ♪

Dscf1953 またまた無花果(いちじく)です♪

まるで苺ジャムのように見えますが、いちじくを皮ごと刻んで煮ると、こんな色が出ます。

やさしくおだやかなジャム。

パンにつけるだけでも、もちろんおいしいです。

クレープで手軽なおやつにしてみました。

包み方を変えて、生クリームを絞ればカフェ風です♪

詳しいレシピはグーテンのホームページ(放送内容→9月28日)をご覧くださいね!

Dscf1967_3

いちじくって、マイナーなんですかね・・・

今日の相手をしてくださった山田アナウンサーは、あまりいちじくを食べたことがない、とおっしゃっていました。

私は子供の頃から、祖母や母が作る“いちじくの甘露煮”が大好きで、秋にはよく食べてましたねぇ。

生徒さんに聞いてみると、甘露煮はほとんどの方は知ってて、20歳以下くらいの方は別としても、たぶん福島ではポピュラーなのではないかな?と思うんですが・・・

“いちじくの甘露煮”、福島以外の方はご存知ないのかな?

山田さんは、関東のご出身だからなじみがなかったのかも。 

この情報、知ってる方は教えてくださ~い^^

* ↓サバランも、そうとうマイナーらしい・・・

教室の記事をアップした生徒さんのミクシィを拝見したら、『サバラン、なんて、見たことも聞いたこともないです』と何人もの方のコメントがあり、びっくり。

どうやら年齢だけでもないみたいです。

サバランって、絶滅の危機なのかしら!?(><)

9月の応用クラスは、いちじくのサバラン♪

Dscf1946_5 サバランってお菓子を知ってるかどうかで、年齢がわかるかも!?(^^;)

というのを今回知りました。

うちの19歳のバイトちゃんが知らないのはわかりますが、何歳からがボーダーラインなのでしょう(笑)

私は大好きですが、確かに今はなかなかお目にかかりませんね。

サバランは、卵・牛乳・バターたっぷりのリッチなイースト生地に、シロップをじゅわっとたっぷりふくませたお菓子です。

今回は、旬のいちじくをコンポートにし、その煮汁にキルシュを加えたシロップをふくませました。

いちじくを白ワインなどでさっと煮るとほんとうにおいしい。

いちじくのうまみが出たシロップはやさしく懐かしい味わいです。

そのシロップに生地を浸すとふくらむんです~

写真では見えませんが、中にはいちじくのジャム(明日、グーテンで紹介しますね!)を塗り、ディプロマットクリームの上にはいちじくのコンポートがサンドしてあります。

いちじく好きの私のオリジナル、ちょっとこれはいいんじゃないかな?なんて~^^

奥は、正統派の、ラム+紅茶のシロップ風味で、クリームとラムレーズンをサンドしたものです。

さて、こちらの写真は、生徒さんmikaさんが撮ってくださったもの。C0094799_175146100_2

明るくてキレイですね~ 

アングルも上手だし・・・見習おうっ♪

またいつか。大阪!

Dscf1945_3 同窓会の友達みんなで食べた、『やまもと』のねぎ焼きです。

大阪に住んでた時から食べてみたかった、ソース味じゃない、おしょうゆ味の、万ねぎ(九条ねぎだとか)たっぷりのお好み焼き。

仕上げにはレモンを絞るという、この人気のお好み焼き、ようやく今回食べることが出来ました。

スジねぎ焼きや、いかげそ焼きなど、みんなで分けて食べましたが、ねぎがたっぷりでふわっとしてておいしかった^^

大阪は串揚げも有名です。

3年ぶりの『最上』さん。やっぱりとてもよかった~♪

丁寧な仕込みの、上品な味の串揚げが次々と出てくるんです。

すっかりご馳走になっちゃいました!☆

Dscf1856 そして大阪といえばうどん。住んでた時はよくうどん食べてました。

今回は老舗の『美々卯』さんへ。

穴子や湯葉が入って、うどんもさることながら、だしもおいしい。

また美々卯さんオリジナルブレンドの山椒のきいた七味もひじょう~に香りよく・・・

汁も残さずいただきました♪Dscf1845

でもこの旅で一番感激した食べものは、これです。

このレトロなメニューは、辻製菓専門学校近くにある喫茶店『スワン』さんのです。

学校周辺は、すっかり変わった景色と昔のまま変わってない景色で、浦島太郎のような気持ち。

そんななか、ふと思い出した『スワン』☆

よく仕事帰りに行ってました、同期の職員と、

“スノープリン”というプリンののったかき氷を食べながら、他愛もないおしゃべりをして・・・

その店が~ あったんです~~  (**) 

一人で興奮して入り、店内も昔のままなのがあまりにもうれしくて、

お店の20歳くらいのおねえさんに『私、20年位前によく来てたんです~~』なんて話しかけてしまいました(^^;)←おばちゃんやなぁ~

昔と違って冷え症になってしまったので(笑)かき氷は頼めず、プリンサンデーを。

別にすごくおいしくもないんですよ。アイスも生クリームも、緑色のブリブリのゼリーも普通なんです。

でも、私は大・大満足でした。 味って、思い出なんですね。

スワンでおしゃべりしてた頃の、青春の味。

今回の旅は、行く前から、友達みんなの『わ~どこ泊まんの?ホテル?そんなんキャンセルしてうちに泊まったらいいやん~』の言葉にしみじみありがたいと思い、

(実際友達の家にあちこち泊まり歩きました^^;)

行く先々で優しくしてもらい、帰ってからは、身体や仕事を気遣ってくれる手紙やメールをもらい・・・

大阪で会った、Yちゃん、Kちゃん、Tくん、Oくん。学校を卒業してからも、こんなに長いこと友達でいてくれて、ほんとにありがとう。

みんなそれぞれ苦労してたりして、でも一応ちゃんと大人になって、それぞれの日常の中でがんばってました。

Yちゃんが、かなえちゃんにとって、大阪はもう“非日常”になってしまったんやねぇ。けど、いつでも里帰りしてね。

と言ってくれて、涙が出そうになってしまった。

いつ帰っても、受け入れてくれる第2のふるさとがある、ということと、

福島での日常を支えてくれてるたくさんの人たちがいる、ということ。

両方の大切さに気づけた旅でした。

こんなに長々と書いて(・・;)それでも書き足りない、優しい友達・先輩・後輩へのお礼の気持ちがいっぱいあるんですが、

とにかく福島で出来ることを少しずつ、こつこつ続けて、また笑顔で会える自分でいたいと思います。

みなさん、ほんとうにありがとうございました~~~!

辻製菓専門学校へ その2

Dscf1847 20年も前に学んでいた実習室です。さすが掃除が徹底してて今も驚くほどピカピカ☆

エコール辻を跡にした私は、またもとの校舎に戻り、K北先生にご挨拶!

『お~近藤!どないしたん!?』(ほんとに唐突におじゃまして失礼しました^^;)

他にも先輩の先生方や同期が次々と現れて、もう、感激の再会の嵐でした!

そこに大御所の先生が!

私が職員時代、とても厳しくて、仕事の打ち合わせ以外の話など、まったく出来る存在ではなかった主任教授のN山先生。

そのN山先生が話しかけてくださった時は、もう信じられない思いで・・・胸にこみあげるものがあり、涙が滲んでしまいました。

 

 

 K北先生は穏やかなお人柄で、怒られた記憶もあまりないのですが、

『近藤は、肝心な時に他の人に譲ってしまうやろ。もっと前に出なあかん。こういう仕事は、積極的にならな、いつまで経っても前に出られへんで。』

と言われたことが忘れられません。

後手後手に回って損したような気持ちになっていた私に、出しゃばる、いうこととは違うで。と優しい言葉で教えてくださったK北先生。

 N山先生には、ほんとに怒られてばかりで、講習の助手を務める時の緊張感と言ったら、ハンパなものではありませんでした。

自分の至らなさに身が縮み上がり、先生を怒らせてしまう自分の情けなさに悔し涙を流したことも、何度あったかわかりません。

私がプロのお菓子の道を目指したのは、お二人の主任教授が書かれた本に魅せられたからでした。

福島の片田舎の中学生に、『こんな世界があるのか・・・』と夢と驚きのヨーロッパの菓子を見せてくださった先生方。

13歳だった。その時、絶対にこの学校に行こうと思いました。

そのお二人が並んで、私にお話をしてくださるなんて・・・

菓子づくりの仕事を辞めなくてよかった。何度も諦めかけたけど、続けてきてよかった。

昨年、東京校に講師で呼んでいただいた時(昨年11月のページの9・10日の記事です)にもそう思いましたが、生きてるといいことあるもんなんですねぇ。。。

辻製菓で私が学んだことは、私の人生の基盤です。

こんなにいい学校で学べたこと、すばらしい先生方の下で働かせていただいたことは私の誇りです。

N森先生、Y川先生、I垣先生、Nか先生、あたたかくお話してくださってありがとうございました!

同期のA田くんはノリが変わらず。 N田くん、職員時代はあまり話せなかったのに、気さくに話してくれてうれしかった。

同期のY村くんの言葉には、ほろりときました。彼の奥さんになった、やはり同期のRちゃんとも仲良しだったのに、疎遠になってしまっていたから・・・

女性の先輩・T先生(全然変わられてない♪)は、わざわざ校舎をあちこち案内してくださいました!Dscf1848 優しい~

T先生も『ナッペやっぺ!』のギャグを覚えててくださいました(笑)

このショーケースのケーキは、2年目の生徒が作ったんだそうです。

いや~お店みたい!!

めっちゃきれい。。。

再会の旅へ!~大阪編~辻製菓専門学校へ

Dscf1846_2   私の母校・そして職場でもあった、辻調グループ辻製菓専門学校に行ってきました。

大阪を離れて以来、18年ぶりです。

東京校には何度か行っていたのに、大阪の学校に足を運べなかったのは、単に距離の問題ではありません。

福島に戻ってからも、大阪には毎年とは言えないけど、今回で10回くらいは行っています。

でも、怖くて、とても顔を出せませんでした。

何が怖いって・・・(^^;)

『近藤、今なにやってんねん』、とお世話になった先生方に聞かれた時、自分が何と答えられるだろうか。

懐かしいだけで訪れてはいけないような気がずっとしていて、行けなかった。

でも、何とかかんとか、店も開いて7年目になり、教室も再開出来て、

“自分が今こういう仕事をしている”というのを、ようやく報告出来るようになったかもしれないと思ったのです。

天王寺の駅を降りた時から、も~う胸がバクバク・ドキドキして、途中帰ろうかと思ったくらい(苦笑)

意を決して校舎に足を踏み入れたものの、主任教授のK北先生が授業中ということで、

待っている間に、やはり大変お世話になったT原先生がいらっしゃるという、別の校舎エコール辻へ。

受付で、元職員の近藤、と名乗ったものの18年も前にお会いしたきり。

“先生・・・わかるやろか・・・。どないしょ~わかれへんかったら・・・”

しかし!T原先生覚えててくださいました~~~!

『お~!近藤!どないしたん!?久しぶりやなぁ~~!』 『わ~先生~~~♪♪』

T原先生、相変わらずダンディーでかっこよかった^^

先生は、実際に授業中の生徒たちがいる実習室に案内してくださり、G_file2_3 (写真は辻製菓のものです)

私が生徒・職員だった頃とは、時代に合わせてスタイルの変わった授業内容を、詳しく説明してくださいました。

T先生は私の『ナッペやっぺ!』

(ナッペ=フランス語でクリームなどを塗ること)

(やっぺ!=福島弁でやろう) のギャグを覚えててくださいました(笑)

もう~感激です♪

その後、学校で焙煎している豆で淹れたという、薫り高いコーヒーをご馳走になり、

今の製菓学校の生徒たちの話や、移り変わる菓子業界の話などもお話してくださって、本当にありがたい限り。

ペーペーだった18年前では考えられません!

優しく見送ってくださったT原先生。。。大人になるっていいもんですね(;;)

再会の旅へ!~大阪編~がっつりフレンチ♪

Dscf1839 さて大阪でもおいしいもん、いただいてきましたよ~!

こちらのけっこう大胆なうずらちゃん・・・衝撃的です☆

製菓学校の職員時代の先輩、Y先生が連れて行ってくださったのは、大阪・北浜のフレンチレストラン『ラ・トォルトゥーガ』。

Dscf1835 まず、最初のスープ、ガスパチョにやられました。

ひと口、口に含んでハッとするおいしさ!

酸味がはっきりと、でも野菜の甘みなのか、ただ酸っぱいだけでなく、キリリとした印象のすがすがしいスープ。

前菜、私は『サバとじゃがいものテリーヌ』。Y先生は『サーモンのマリネ』。サーモンの厚み、わかりますか!?

Y先生のおいしそうで、おすそ分けしてもらっちゃいました・・・(^^;)Dscf1836

メインは私は『うずらのワイルドライス詰め』、Y先生は『黒豚のエキゾティック』。

うずらの下のなすもおいしくて、黒豚もお味見させていただきましたが、いや~迫力!でした。

おなかも目でもかなりいっぱいのボリューム。

Y先生いわく、「パンチがあるっていうか、なかなかここまで力強い味つけに出来ないよね」。

う~ん、おっしゃる通り!

決してただ濃い味という訳ではなく、なんか、生命力のある料理だったんです。

Dscf1840

こういう料理が好きだ~!小手先のアーティスティックにとらわれない感じ!

作り手の心意気の伝わる料理でした。

Y先生は、姉妹店のカフェのスタッフさんとお知り合いなんだそうです~

こちらのレストランはかなり人気らしく、何回目かのチャレンジで取れたそうです、ありがたい~ラッキーな私♪

この後、雑誌『Hanako WEST』を買ったら、たまたまここが載っていて、

“今一番予約の取れないレストラン・・・”と書いてありました!

味もさることながら、何とこのランチのお値段、¥2,100なんですよ!?驚くべきコストパフォーマンス・・・(**) 東京なら¥5,000か。

恐るべし、大阪☆

Y先生は、ひとつ上の先輩なのですが、調理師学校と製菓学校の両方を出られていて、とても仕事の出来る先輩で、お話も楽しく、憧れの大好きな女性です。

先生のまかない(当時、1、2年目の職員が交代で、100人分くらいの職員のまかないを作っていました。

もちろん私も当番で作ってました!マズイもん出したら、上の先生に怒られるから、緊張しながら・・・ 懐かしい~)

は、とても人気で、私も楽しみにしていました♪

3年前、先生のお宅に泊めていただいた時は、『近藤、夕飯何がいい?』と聞かれ、

図々しく先生の思い出の味、飛龍頭(がんもどき)をリクエストしたのですが、ほ~んと懐かしくて、すごくおいしかった♪

Y先生、次はお言葉に甘えて、先生のお宅でダンナさまやお子さんとご一緒させてくださいね^^

すっかりご馳走になり、ありがとうございました!!

    この後、いよいよ母校であり、もとの職場である専門学校に行きます、あ~ドキドキ(><)

おみやげももらっちゃいました♪

Dscf1936_2さて、この一見『みそース』と書いてあるソースは、『お好みそース』なんですねぇ~(笑)

いいなぁ~こういうの好き♪

このソースは、広島のもう一人の友達Qちゃんにいただきました。Dscf1934_3

Qちゃんの住んでいるところはみそが名物なので、お好みソースの中にみそが入っていて、だからこのネーミングな訳です。

普通は入ってないのかな?

ちょっと使っちゃったんですが、甘めで、おたふくソースに似ていておいしかったデス!

Qちゃんは、専門学校の同級生とはいえ、クラスも寮も違っていて、

同じクラスでとても仲のよかったKちゃんの友達、という感じでそんなに親しくはなかったんですが、

卒業した後、大阪市内のケーキ屋に就職したQちゃんと、そのまま学校に就職した私は、一人暮らしのアパートが思いがけず近所に♪

京都の和菓子屋さんに就職したKちゃんを介さなくても、なぜか気が合い、よく一緒に遊んでいました。

私が風邪を引いたと言えば、『何してんねん~だいじょぶか~!?今から行くわぁ!』

と、夜中の12時頃、自転車をこいで、薬やら食べ物やらを持って来てくれったけ・・・

おっとりと突っ込む感じで、優しく、さっぱり。

という、それまでの私の人生の中で会ったことのないタイプの友達で、

“こんなに気ぃ使わんでもいい友達っておるんやなぁ~”と思った、貴重な友達でした。

Qちゃんは今はかわいい二人のお子さんの母になり、でも全然変わってなかった^^

広島弁がより強くなってたぐらい(笑)なになにじゃ~、とか、なになににゃぁ~、とか言ってました、なごむぅ♪

広島の牡蠣しょうゆで味つけしたという、おいしいスープのお鍋をごちそうしてくれました!

彼女とも14年ぶり。以前訪れた時は、尾道を案内してもらいましたが、今回は私が時間がなく・・・

でも短い時間でも、会えてよかった。

きっと何年経っても変わらず会えるんだろうな。

Qちゃんに見送ってもらった後、不思議な安心感を抱いて、私はまた大阪に向かったのでした。

再会の旅へ!~広島編~おいしいものあれこれ

Dscf1787_2 Pちゃんは、広島市内のあちこちのおいしいお店にも連れてってくれました。

青山の有名なパン屋さんアンデルセンの本店は広島だそうで、行ってみたらそこは銀座でした(笑)

かなりセレブな空気が漂っています☆ フォションかダロワイヨかというような食の品揃え。

だって、アンデルセン内にはあのパリのジャン・ポール・エヴァンもありました。

パート・ド・フリュイ(フルーツの凝縮ひと口ゼリー、という表現が近いかな??)が一個294円もしました・・・

広島ってお金持ちの人が多い~都会だわぁ~☆

ですが!広島といえばお好み焼き!

ボリュームたっぷり♪写真はそば入りですが、うどん入りもおいしかった~

Dscf1793 そして夜はPちゃんオススメの、おもしろいご主人とやさしい雰囲気の奥さんお二人でやってらっしゃる居酒屋さんへ。

旅館か料亭かと思うような、瀬戸内海の( たぶん?でもほんと広島は海が近い)お刺身の盛り合わせ♪

お店のご主人は京都で修行されたそうで、居酒屋さんと言っても、盛り付けも味付けも上品~

はもの梅じそ巻き揚げなんて、ほんと美味でした☆

はもなんて、福島じゃ食べられないから・・・

あ~旅行気分♪

再会の旅へ!~広島編~お菓子教室『ローゼンベアー』

Dscf1788 広島の後輩Pちゃんは、広島駅近くで、お菓子教室『ローゼンベアー』を主宰しています。

今やその腕と人柄を買われて、広島の製菓専門学校の客員講師も務めているのです~スゴイ!

この写真は、木目の家具や、かわいい材料入れなど、業務用と家庭用のものがいい感じにミックスされた、あたたかみのある教室の中の様子です。

この写真に写るスペースの3倍以上の広さがあり、うちの店の厨房より広い・・・いいなぁ~(^^;)

Pちゃんは、私が14年前にお菓子教室を開くきっかけを作ってくれたコです。

製菓学校で私が2年目の職員・彼女が1年目の職員をしていたのですが、

妙に波長が合い、大阪時代だけでなく、広島と福島、遠く離れてからも何かとやりとりが続いている、大切な後輩なのです。

18年前、私は大阪の専門学校から東京のケーキ店へ仕事の場を移したものの、

半端じゃない労働時間と、未熟さゆえのプレッシャーに耐えかねて身体を壊し、1年で福島に戻ってくる有り様。

挫折感・敗北感を抱えて、それからの3年間はケーキの製造からは遠ざかり、販売するのみ。

(この販売に徹した期間が、店を開いてからものすごく役に立ちました!)

その間、福島を受け入れられなかった。すごく大阪に“帰りたかった”。

東京にもなじめなかったし、生まれ故郷の福島には、当時まったく魅力を感じられませんでした。

そこで私はまた大阪で暮らそうと画策したのですが、いろいろな事情で頓挫してしまい・・・

『福島で生きていくしかない』と、諦めて、さぁ、どうするか?

もう一度、お菓子を作る仕事にチャレンジしたい。

でも店をやるにはお金もないし、現場から遠ざかっていて不安もあるし・・・

そんな時、Pちゃんが広島でお菓子教室を始めたという情報を耳にしたのです~

専門学校での、わずかの期間でも生徒に接した経験を生かせるかもしれない。

Pちゃんの明るく強い励ましを受けて、ささやかなお菓子教室を始め、それが私の福島の生活を変えました。

彼女に会うのは、教室を始める直前に、広島に遊びに行って以来だから14年ぶり!

相変わらずキラキラした目で私を大歓迎してくれました、ありがとう~♪Dscf1930

雑貨屋『カントリーキッチン』さんで、Pちゃんがおみやげにと買ってくれた、りすのクッキーの抜き型です。

なんてったって、『タルト・デりすー』ですからね(笑)、りすグッズにはつい目が行く私♪

親子りすです、可愛い~~^^

広島で食べたおいしいものの話は次に続きます。。。

再会の旅へ!~広島編~

Dscf1817  第2のふるさと大阪で、専門学校時代のプチ同窓会があり、

大阪と、そしてやはり専門学校の生徒時代の同級生と、職員時代の後輩が住む広島に旅行に行ってまいりました~

ではまずは広島編から。。。

この絶景は、後輩Pちゃんが連れてってくれた、広島のおとなり山口の千畳敷というところです!

下関の近く、小高い丘の下に日本海が広がっていて、本当に美しい・・・

心が洗われるようでした。

この開放的な感じが、東北の日本海とは違うなぁ~

さすが、本州最南端に近い場所ですねぇ。

ここの前に角島という、やはり海の名所にも連れて行ってもらったんですが、そこは残念ながら小雨がパラつくお天気で、

“雨オンナ”のPちゃんに、“晴れオンナ”の私が負けちゃったか~!?

と思ったんですが、ここに着いてしばらくしたら雲が切れてどんどん陽射しが強くなり、

最初は丘の中にあるカフェでホットのミルクティーを頼んだのに、帰る頃は暑くてアイスクリームをなめてました。

やっぱり晴れオンナ強し(笑)Dscf1828_2

このカフェ“カントリー・キッチン”さんも素敵ですよね~

窓の下にはすぐ海が広がって・・・ほんとにすばらしい眺め。

Pちゃんの友達ご夫婦がやってらっしゃるお店です。

雑貨屋さんもやってらして、そこもすごく心地よい空気が流れていました。

Dscf1825

このワンちゃん、私たちがカフェに入ろうとしたら真っ先にじゃれてお出迎えしてくれたんです♪

てっきりカフェの番犬?と思いきや、その日に捨てられていたんですって!

こんなかわいい子犬を・・・

Dscf1822 福島の近くだったら、うちの店の看板犬に連れて帰ろうかと思ったくらいです。

カフェのオーナーさん、名なしも何だと思ったようで、『ちゃーこ』と仮の名前をつけて呼んでました。

茶色いから『ちゃーこ』・・・ベタでいい!^^

カフェの中学生の娘さん、ちゃーこがすっかり気に入ったようで、オーナーご夫妻に「ねぇ、飼って~」とせがんでいました。だよねぇ、気持ちわかるよ~

雑貨屋さんに大きいワンちゃんがいるからダメ、って言われてたけど、どうなったかな?

ちゃーこのその後が気になります。

    広島編その2に続きます。。。

今日のグーテンは、パンプキンバターケーキ♪

Dscf1904 秋になってから初めてのグーテン。

秋らしいお菓子を・・・と思ってかぼちゃのバターケーキを作りました。

しっとりというよりは、ふわっとした軽めのバターケーキの生地に、

つぶしたかぼちゃの生地をぽんぽん、とおいて、シナモンシュガーと溶かしバターをかけて焼きます。

詳しいレシピは、グーテンのホームページ(放送内容→9月14日)をご覧ください♪

このお菓子は、14年前に私がお菓子教室を始めた時の、記念すべき一回目のメニューです。

次の教室の時、驚くほどたくさんの生徒さんに『作りましたよ、おいしく出来ました~!』と言われて、

“本当にみなさん作ってくださったんだ・・・”と

とってもうれしかった。懐かしい思い出のお菓子です。

今月の基礎クラスは、ぶどうのチーズタルト♪

Dscf1880 スーパーの果物売り場を今一番占めている感のあるぶどう。

濃い紫がきれいですよね~

巨峰とデラウェアを、こくのあるクリームチーズタルトに軽くうめ込んで焼いたのが、今月の基礎クラス。

このチーズのアパレイユ(流し種)は、生クリームも入って、焼き上げる前はわりとゆるいので、

タルト生地がすぐ湿けってしまうんですよね・・・

一回目の試作は、サワークリームのアパレイユだったんですが、ぶどうの水分が出やすくて、タルト生地は半日も持たなさそう(・・;)

2回目は、アプリコットジャムを塗ってからアパレイユを。でも、翌日は生地がしっとり・・・

3回目はジャムの上にパン粉。だいぶよくなったけど、でも、やっぱりしっとり・・・はぁ~

4回目、もうこれ以上試作してる時間がない!

アパレイユの量もなかなか決まらないし~

スタッフと相談して、ジャムの上にマリービスケットをしいてから、アパレイユを流してみました。

結果は大成功~♪(まぁ、ちょっとしたことなんですが。。。^^;)

マリーちゃんが水分をうまく吸って、翌日でもタルト生地はサクサク♪

しかもマリーの存在はなじんでわからない。

スタッフのTちゃんは『マリー、やるした~^^』と言ってました。

(やるした、は福島弁でやるじゃんです・笑)

店では、水分の多いアパレイユを流す時は、前もってクレームダマンド(アーモンドクリーム)を薄く塗って、乾燥気味に焼いています。

もしくはジェノワーズやビスキュイ(スポンジ)のへたを敷いたり。

教室の生徒さんがおうちで、湿気止めのためだけにダマンドを作るのは手間だし、スポンジのへたなんて常にある訳じゃないですもんね。

ブリゼ(パイ生地)でやれば、そんなに湿気ないのですが、

このお菓子はシュクレ(クッキー生地)でやりたかったのです~このアパレイユとよく合うから・・・

ぶどうだけじゃなく、ブルーベリーや杏、桃、これからならりんごのコンポートなどをのせて焼いてもおいしいタルトです♪

パンプキンパイとモンブラン登場♪

Dscf1873 秋のメニューが少しずつ登場中です♪

栗かぼちゃを皮ごと使い、シナモンやジンジャーなどがほんのり香るパンプキンパイ。

コクのあるマロンペーストと、軽くミルキーな生クリームのベストバランス(と思いマス)の、モンブラン。

毎年、この時期に登場する、人気のタルトです^^

今日の午前中は台風で、閑古鳥が鳴いていたタルデリですが、

幸い午後から雨も上がり、だんだんお客様がいらしてくださって、ありがたい限りでした。

猛暑の後の、いきなりの秋の冷え込みかと思えば、蒸し暑く、台風の大雨。

めまぐるしいですね~(**)

夏が終われば、もう・・・

Dscf1773 クリスマスですよ!

急激に秋めいてきたこの頃ですが、

業者さんからこのパンフレットを渡されたのは、まだ暑かったお盆明け・・・

クリスマスのヒイラギの飾りや、プレート、発注しなきゃ~

(なぁんて、いつも業者さんにせかされて、10月末とかにバタバタしてます)

ついこないだまで、35度を越える日が続いて、夏のお菓子作りをしていたのに、

毎年のこととはいえ、きっとあっという間にクリスマスがやってくるんだろうなぁ。。。

コワイです~~!

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