おうちに呼んでいただいて食事をいただく、ということはもう1年以上ず~っとなかったのに、
なぜか石巻のHさん宅に続いて、Nさんご夫妻宅にご招待いただきました♪
っていうか、私がおじゃましてもいいですか?って聞いたんですが(^^;)
まだお子さんが小さいNさんを、なかなか夜、外に誘うわけにはいかず・・・
Nさんのダンナさん、快諾してくださって感謝です~
おうちはカフェが出来そうな素敵な空間!
野菜たっぷりのカレーはダンナさん手作り!いわしの南蛮漬けなどもおいしくいただきました。
私の好きな、ビールを用意してくださってありがとうございます♪
Nさんご夫妻は店のお客様でもあり、私の仕事の形をよくご存知で、理解してくださっているのが大変ありがたいです。
週の前半が教室、後半が店、というのは性質の違う仕事の両立なので、自分にエネルギーがないと、くじけそうになることがあります。
もちろん、性質の違うお菓子への取り組みが出来るのはとても幸せなことなんですが、
一部の店のお客様からは、『いつもやってない』 “変な店”に映るらしく、そういう声にへこむこともしばしば。
『いつ行っても(商品が)ない』ともよく言われます。
夕方や、閉店1時間前くらいは確かに品薄になりますが、パッと作れるものではないので売り切れ御免でお許しを願っています。
そして、『場所がわかりにくい』 『店がせまい』 『なんでこんなところで店をやっているのか』などなど・・・、
お叱りの声は、自分が人間サンドバッグになったように容赦なく浴びせられます。
休みなく働いていても、時間のかかる仕込みをしていても、店を経営するにあたってついてまわる様々な雑務をしていても。
個性の時代。オンリーワン。みんな違ってみんないい。スローライフ。
そんな言葉が流行っても、求められるのは、いつもやってる、常に商品がたくさんある、すぐに提供出来る店なのかと思います。
コンビニや量販店、大型スーパーが全国どこにいってもあふれていて、判でおしたような同じ風景。
マニュアル化された定型のサービス、定型の言葉。人間は機械じゃないのに。
全国同じ商品が大量に流通して、大量に消費される。
こつこつと丁寧に、すぐには出来ないけど少しずつ、うちだけのいいものを作っていきたい。
そういう願いは間違っているのか?個人店はなぜこんなに生きにくいのか?
Nさんご夫妻とそんな話をしながら、かき消されそうな信念を、それでも持ち続けていこうと勇気づけられる言葉をたくさんいただいたのでした。
ものづくりをしているNさんとは共感出来ることがすごく多く、ダンナさんには、ぶれない心の軸、のような哲学があってすばらしい。
スタッフにこの話をしたら、『このやり方で誰も来てくれないなら考え直さないといけないけど、何年も通ってくださる方もたくさんいらっしゃるのだから、いいと思いますよ!』
と嬉しい励ましが~ 確かにそうだね。。。(;;)
以前、やはり友達のSさん夫妻宅におじゃました時も、商売の現実の厳しさに弱っていた気持ちを励ましてもらいました。。。
自分ひとりで抱え込み堂々巡りになりがちな、小さな商売ですが、周りの方の視点を聞いて見ると、目からウロコのことも多い。
自分自身が既成概念にとらわれず、もっと柔軟になって、
悪気のない周りの言葉をダイレクトに受け止め過ぎない、盾を心に持ちたいです。
おうちゴハンはリラックス出来るせいか、自分も肩のチカラが抜けていいですね。
前出のHさんもそうですが、話を聞いてくれたみなさん、ほんとにありがとうございます。
どなたか、私をおうちに呼んでください(笑) 喜んで遊びに行きま~す♪
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