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すてきなお花屋さん・『COCORO』さん

Dscf0673 こないだ最初のタルデリがあった早稲町近くの『蕎麦人』さんをご紹介しましたが、

こちらのお店は近くも近く、もとタルデリの建物のお隣に出来たお店です。

オープンされて1年。うちの店が前の場所にあったのは2年半くらい前なので、

もしうちが引っ越してなかったら、ケーキ屋とお花屋さんが2軒並んでたんだけどなぁ~~

今『ココロ』さんが入っている建物は当時空き屋で、失礼ながら灰色の古い建物で、

まさかこんなに素敵に生まれ変わるとは・・・    Dscf0667_1

“劇的ビフォーアアフター”(でしたっけ?)ですよ!

夜の『ココロ』さんも雰囲気がありますよね♪

窓辺の毛糸玉とかのディスプレイも可愛くて、ヨーロッパの窓辺みたいじゃないですか~

このセンスでわかるように、お花もとっても素敵なんです。

よくプレゼントにブーケやアレンジメントを作って頂くんですが、ほんと洒落てます!

先日は柊のクリスマスリースを買いました~

オーナーのMさんもすごく可愛い方です♪Mさん、いつもありがとうございます~

こないだはお話してたら、お向かいの酒屋さんのお孫さんの女の子が

「これあげる~」と言って書いた絵をMさんに持って来てました。

私も近くのマツザキ文具さんのスタッフの方の娘さんに、私の絵をもらったことある~

早稲町界隈の方たちのあったかさの話で、盛り上がっちゃいました!

「ここは特別だと思う~ 今まで何軒か花屋で働いてきたけど、こんなにご近所とのやりとりがある所、なかったもん。。。」

とMさん。わかります~~その気持ち!

Dscf0665 2階は普段花びんなどの売り場なのですが、この空間もいいんだなぁ。

時々イベントに貸し出されていて、29日(水)まで、福島と郡山のハンドメイド作家さんたちのギャラリーショップが開かれています。

可愛いニット小物やアクセサリーがいっぱいありましたよ!

ゼヒお出かけになってみてくださいね♪

*COCORO*さん

tel:024-573-2033   日曜お休み

応用クラスは、タルト・タタン♪

Dscf0652 ピカピカに輝くタタンです!

ひっくり返した時のあまりの綺麗さに、嬉しくなってしまいました~

銀座の『カトリーヌ』の、りんごのシブーストと並んで看板メニューだったタルト・タタン。

オーヴンで5時間くらい焼いて作っていました。手間がかかった・・・

思い出のお菓子です。

当時も今も、あまりお目にかかれません。

都内でも、どこのお店でも作っているメニューではないと思います。

実は10年前に一度教室でやったんですが、私も作るのはそれ以来!

時を経て、私流に一時間半くらいで作ります。

キャラメルの焦がし具合や、りんごの酸味・甘みの加減が難しい。

りんごのペクチンも種類によって違うし、煮崩れ具合も、全然違うのです。

初回の生徒さんは3種類のりんごのかなりの違いに驚かれたはず。。。って私も!^^;

素材はシンプルなんですが、応用クラスだからこそのお菓子です。

新そば♪『蕎麦人(そばんちゅう)』さんで。

Dscf0523_1先日、 お気に入りのお蕎麦屋さん『蕎麦人』さんで、新そばをいただきました♪

そば好きの私はよくこちらにおじゃまします。

前にタルデリがあった場所(早稲町)から

100mも離れてないかな?

NHK福島さんやラヴィバレの近く、五月町にあります。

早稲町や五月町は福島の神田か浅草か?

と私は思ってるんですが、住んでるみなさんが優しくて、下町のあったかさがあるいいところなんですよ!

大家さんにもおとなりさんにも大変よくしていただきました。

おかずのおすそわけとかいただいたり・・・いいですよねぇ~

タルデリが引っ越した後に出来た蕎麦人さんですが、

私にとって懐かしくて思い入れのある界隈にお店を出されたご主人に、共感しちゃいますね!

ご主人も、「いい町ですよ。夏休み中、何にも言ってなかったのに、ご近所の方が花に水をやってくれてたんですよ~」って言ってましたもん。。。

こちらのお蕎麦は、とても上品で丁寧な味わいの、十割蕎麦です。

私が先日いただいたのは、高遠大根おろしの蕎麦。友達はとろろ蕎麦。

おいしい~~

夜だったのでお酒も飲みながらお蕎麦の前に食べた、鴨の味噌漬け焼きや、出し巻き卵もおいしかった!

出し巻き卵にはうるさい私(^^;)も満足♪

その前に来た時に食べた、あったかい“鮭のつみれだんごと木の子のあんかけ蕎麦”もへぎ柚子の香りがよくて~ 

すごくおいしかったなぁ~

東北じゃらんにも『新そばの名店・厳選12』で載ってらした、隠れた(?)名店です!

まだ若い職人気質のご主人Kさんと、相方のSくんのお二人でやってらっしゃる、気持ちのいいお店。

書いてるうちにまた食べたくなってきちゃいました!

*蕎麦人(そばんちゅう)*  http://www.updes.com/sobanchu/

         TEL:024-522-5088   月曜お休み

基礎クラスは、ラ・フランスのババロアのロールケーキ♪

Dscf0635 今が旬のラ・フランス。

福島は果物王国ですからね~

地元の果物がふんだん!

白ワインを少し入れたシロップで軽く煮てフレッシュ感を残した洋梨のコンポートを、

やはり洋梨の香りが移ったおいしいシロップを入れたババロアにたっぷり混ぜ込んで

軽いスポンジで巻きました。

柔らかくてさわやかで、冬の始まりのすがすがしい空気のような(!?)ロールケーキです♪

先週のグーテンは、りんごのキャラメルバターケーキ♪

Dscf0650 おとといのTUFさんのグーテンメニューです。

9月に教室で作った、いちじくのキャラメルケーキや、辻製菓で作った杏とくるみのケーキのアレンジ。

いちじくの時期に、りんごが旬になったらゼヒやりたいと思っていました~

テレビでは底にだけりんごを敷きましたが、

間にはさんだキャラメルの上にも、生のりんごのくし切りをのせて生地をかぶせると、

より、りんごの風味が増すようです。(すみません、遅ればせながら・・;)

レシピはこちらです~

*グーテン*http://www.tuf.co.jp/gooten/index.html

おとといの放送は、やや行程の多いお菓子だったので、待ち時間を省くためCM中にキャラメルの鍋を火にかけました。

そしたら、CM明けにアナウンサーの小野さんが「今日はタルト・デリシューの近藤さんです」と私を紹介してくださっている間、

私にほとんどかぶるくらい、キャラメルの煙がかなりの勢いでモクモク。。。

テレビの前の方はいったい何の煙かと思ったことでしょう^^;

焦りながらも、ディレクターの櫛田さんが笑っているのが見えておかしくなってしまいました!

その後キャラメルを流した型をさわった小野さん、「あつっ!!」

きゃぁ~すみません~

キャラメルってかなり熱いんですよね、ごめんなさい!

でも可愛かったです、小野さん♪

家でビデオを見たらやっぱり煙は笑えました~

でも今回、作り方の行程をテレビカメラですごく綺麗に撮っていただいたんです。

キャラメルを天板に流した時の艶や、バター生地のきめ細かさなど、すごくアップで感激!

仕上がりの綺麗さはもちろんいつも心がけることですが、

作っている途中の段階の様々なお菓子の表情も魅力的なんですよね♪

それがテレビカメラから伝わるのは、とっても嬉しいことでした。

映像や写真って、お菓子を伝えてもらうのにすごく大切なんだなぁ。。。

と改めて実感。

いつも構図を一生懸命考えてくださって、段取りをきちんと打ち合わせしてくださる

カメラマンのともさん、ありがとうございました^^!

(あれ?櫛田さんだったのかな?2カメラが櫛田さんで、3カメラがともさんでした。

ん~?とにかくお二人とも、今回もお世話になりました♪)

レストラン『コート・ドール』へ その2 

支配人とギャルソンの方の、気取らない・しかも細やかなサーヴィスのおかげで、

一人な上に、1時間半足らずという短い時間にもかかわらず、ゆったりと時間が過ぎました。

食後にカプチーノとお菓子をいただき、大満足のディナー。Dscf0586_3   

新幹線に間に合うように田町までタクシーに乗る私を、店の外まで出て見送ってくださった斎須シェフと松下支配人。

ありがとうございます、もったいない~

銀座のケーキ屋ででシェフを任された時、

私はまだ21歳で、子供でした。弱かった。

実力以上の大役のプレッシャーに耐え兼ねて、毎日悩んでいました。

夜中に一人で考え込みながら仕込みしてる時、キャラメルで大やけどをした私に応急手当をしてくださった支配人。

あの頃は、毎日泣き過ぎて半年後には目が開かなくなる病気になる程つらかったなぁ。

(福島に帰って入院中に書いたものが、集英社のノンフィクション賞に入賞した位、ドラマティックだったのです~

ちょっと自慢!?エヘ^^;)

結局途中で辞めてしまい・・・支配人には大変よくしていただいたのに・・・

ずっと申し訳なく思っていました。

今年の春、カトリーヌを辞めて17年。お会いするのは10年ぶり。

斎須さんにそのことを話した時、

斎須さんはこう言ってくださいました。

「いいじゃない、こうして松下さんのところに帰ってきたんだから。

松下さんは君の“巣”でしょ。

時間が経って帰って来れたんだから、それでいいじゃない。」

と。

胸が熱くなりました。

辻しかり。松下支配人しかり。

帰れる巣があるって、なんて幸せなことなのでしょうね。

うまく言えませんが、帰らせてくださる方々の懐の深さがすごい。

そしてお世話になった方を通して、

斎須さんという素晴らしく熱くて、青年のようなエネルギーのある方に出逢える。

辻でも、初めて会う、後輩にあたる先生方や生徒たちに学ぶことがたくさんありました。

いい刺激をいっぱいいただいた今回の東京。

改めて、何度でも。本当にありがとうございました。

これからも、いいお菓子を作ることでまたみなさんにお逢い出来ることを願って。。。

そして10年ぶりにコート・ドールに行こうと思えたきっかけの

「ほぼ日刊イトイ新聞」のことを教えてくれた友達、ありがとう!

偶然だったけど、私にとっては必然でしたよ。

縁ってつながってますね!

*コート・ドール斎須シェフの仕事論* 

ほぼ日 『調理場という戦場』 http://www.1101.com/cotedor/index.html

(ものすごくハッとする言葉ばかり。ゼヒご覧になってみてください。)

講習会の後、レストラン『コート・ドール』へ  その1

Dscf0584_1 少し前になりますが、先日の辻の講習会の後の話を・・・

辻の先生方にとても暖かく見送っていただき、本当に幸せな気持ちで学校を後にした後。

学校近くの谷保という駅から立川に乗り継ぎ、新宿に出て、まっすぐ帰れば10時前には福島に着く。

エネルギーもすごく使ったし、早く帰って休んだ方がいい。

でも、私は谷保駅から電話をしてしまいました。

三田のフレンチレストラン『コート・ドール』の支配人に。

支配人は、私が辻を辞めた後にお世話になった銀座のケーキ屋『パティシェ・カトリーヌ』の支配人だった方です。

歌舞伎座そばの成和銀座ビルの、地下にケーキ屋・一階は親会社の高級珈琲店・2階3階がフレンチレストランという形で、

支配人はレストランとパティスリー(ケーキ屋)の両方を切り盛りなさっていました。

オーナーは現場にはまったく来ない人で顔もわからない人だったので、私の辻以外の、現場での初めての上司でした。

かっこいいんだけど天然ぽい方です~

春に10年ぶりにレストランに行って、懐かしい再会をしていたのですが、

今回、辻で講習をさせていただいたことを、支配人にどうしても報告したい!と思ってしまったのでした。

支配人は私の突然の電話にもかかわらず、すぐわかってくださり

(10年ぶりの電話の時も、すぐ、わかってくださって感激でした~)

今東京にいること、立川から向かうこと、最終の新幹線に乗らなくてはいけないことを伝え、

一時間くらいしかいられないけどお食事をいただくことが出来るかどうか、一人でも大丈夫かどうかを伺うと、

「じゃぁ、メインディッシュ一皿でも食べて行くかい?」と優しい声が♪

わ~~い!^^

山手線の田町駅から、レストランに着いたのは7時半近く。

支配人!相変わらずスマートで・・・お会いすると何だかホッとします~

支配人は、すぐ私を厨房に案内してくださり、斎須シェフとも久々にお目にかかることが出来ました!

「お~どうしたの?」

(確かに、一杯飲み屋さんのようにふらっと来るところじゃない)

「あの、辻調(調理師学校)の外来講師に呼ばれまして・・・」

(かぁ~。。。シェフに言うのは恥ずかしい~~)

斎須シェフは私の尊敬する素晴らしい料理人の方。

私なんかが素晴らしいなんて話をするのもおこがましい、すごい方。

フランスで血のにじむような経験を積まれた、日本を代表するフレンチのシェフです。

嬉しいことに同郷で、福島・白河のご出身。

支配人のおかげで、何度かお話を厨房でお伺いしています。

なんてありがたいこと。。。

Dscf0587_3  さて席に着いて、支配人が持ってきてくださったシャンパンをいただいて、“おひとり様フレンチディナー”の始まり♪

(冒頭の写真です)

シャンパン?スパークリングワインかな?

もうどっちでもいいです!

お祝いにはこれしかない~大好き☆

今日、いや、20年がんばった自分に乾杯!!^^;

アミューズは“桜海老風味のグージェール”(チーズ風味のシューのようなもの)

皮を割るとふわっ、と桜海老の香ばしい香り♪初めての組み合わせ、おいしい~

意外と時間がありそうなので、2皿をオーダー。

1皿目は“セップ茸のフリカッセ・エシャロット・パセリ”

もう~最高!セップ茸ってこんなに美味しいの!?

セップ=ポルチーニですよね?ドライのものしか食べたことなかった。

支配人がお皿を持って来られた時、「今年のセップはすごくいいよ」っておっしゃってたけど~

こんなにおいしいセップをいただけるなんて、なんてラッキーなんでしょう!!

肉厚、かつふわふわとしていて。。。きのこの概念の範疇を超えてます!

もちろん素材だけではこんな味は出せないでしょう。

素晴らしい調理。

感動のお料理でした。メインディッシュに匹敵する存在感とヴォリューム。

2皿目は“長崎佐世保産 甘鯛のムニエル アンチョビーのジュ”

これもポーションの大きいこと!

大きさ、という意味を別にしても食べ応えのある、力強い美味しさでした!

その2に続きます。。。

やれやれ~

東京から帰ってから、もう10日近く経ってしまいました。

今週はキツかった・・・

やむを得なかったんですが、まず教室の応用クラスの初回・基礎クラスの初回。(試作・試作にテキスト書き)

店のクリスマスケーキのご案内のチラシ作り。(やっと^^;)

ガイドクーポンさん(新聞の折込みの冊子状の広告)の広告の写真撮り+簡単なクリスマスケーキのレシピ(かなりやっとやっと。担当のTさん、ありがとうございます!)

あと携帯サイトの新しい写真の締め切り。

そして今日のグーテン!

ふぅ。。。  やっとまともに寝れそうです。。。しばらくは(!?)

“エコール辻東京”で講習会!その4・最終話

世の中に沢山の有名店のシェフがいらっしゃる中で、私に依頼してくださったM先生。

私でいいのか?と思いましたが、

「近藤が今までやってきたことをそのままやってくれればいいんだよ」 と。

特に女性でこの仕事を続けている人は少ないから、普段感じていることや、若いスタッフに伝えたいことなど、

身近な先輩としてそういう話をしてほしいんだ、と。

依頼のお電話を頂いた後、夜の教室のレッスンを終えて夜中に片づけをしている時、

涙が出てしまいました。

今までの20年の、様々な苦労が報われたような気がしました。

あきらめずにこの仕事を続けてきてよかった。

卒業生の外来講師はもちろん素晴らしい方々がいらしているのですが、

元職員で製菓の授業で呼んでいただいたのは、私が初めてだそうで、なんと身に余るありがたいお話だったことか・・・

M先生には前日もいろんなお話を伺ったのですが、人間的に本当に素晴らしい先生です。

偉い先生なのに全然偉ぶらない。

生徒の指導について、学校が担う役割について、とてもアツく語ってらっしゃいました。

(M先生に試食していただき、「近藤うまいやん~」って言われてホッ。。)

ベテランのH先生(先日ためしてガッテンにもご出演!)も然り。すごくあったかいハートがあるんですよね!

一番お世話していただいた女性のK先生も、一つ下なんですが、長年かなりのキャリアを積んでいるのに、新人時代と何も変わらない謙虚さ。すごい!

西洋料理のS先生、パンのK先生、M先生。進路指導のY先生。

またお会いできて嬉しかったです~!

初めてお会いしたフランス菓子のK先生、同じ温度を感じましたよ!(笑)

助手の両N先生、ほんとにありがとう!二人のがんばりのおかげです。

とにかく、みなさん、ほんとうに優しかった。優しさが沁みました。

18年ぶりの、古巣での仕事。

帰れるなんて、夢のようでした。

こんな幸せな機会を与えてくださったみなさまに、心から感謝申し上げます。

ありがとうございました!!

*辻調グループのホームページ*http://www.tsujicho.com/index.htm

“エコール辻東京”で講習会!その3

Dscf0573_1 いよいよ講習会。

授業の始まる前の講習室に、私が緊張しないよう、先輩・後輩の先生方が入れ代わり立ち代わり顔を出してくださって、

冗談を言ってくださったり、がんばれよ、大丈夫だ!と励ましてくださったり。

本当にありがたい。。。

メニューは3品。『カシスとフランボワーズのタルト』と、『ほうじ茶と栗のシブースト』、『杏とくるみのキャラメルパウンドケーキ』です。

助手のN先生(女性)とN先生(男性)のサポートのおかげで、講習会はスムーズに進みました。

戸惑ったのは、イタリアンメレンゲを作った時のミキサーの回転数と、

シブーストの冷凍の硬さの状態が、普段店でやっているのとは違ったことでしょうか。

メレンゲの気泡のきめや、キャラメリゼの艶は、ベストな仕上がりではありませんでした。

でも、それは私にとっていい経験だったのです。Dscf0576

器具や機械のくせ、材料の性質の違いをつかむ・使いこなすことはとても難しいけれど、

それがとても大切なことです、ということを教壇で話しました。

生徒たちも、現場に出て、恵まれた環境の学校との違いに戸惑うことも多いでしょう。

どんな環境でも、いい状態の菓子を作るために工夫して、

それまでの固定観念を変えていく柔軟性とチャレンジ精神を、常に持ち続けてほしいと思います。

もちろん、自分もそうありたい!です。

生徒たちは、どう感じてくれたか・・・

講習中は静かでしたが、休憩中や終わった後にいろいろ質問してくれる子もいて、男の子も女の子もかわいかった~

(早速コメントをくださった生徒のKさん、ありがとう♪)

みんな、いい菓子屋になってね!

パティシェという言葉すらメジャーじゃなかった時代の、

菓子職人に憧れていた20年前の生徒だった時の自分と、とても重なりました。

その4に続きます。。。

“エコール辻東京”で講習会!その2

Dscf0580 水曜の講習会でしたが、前日から仕込みのため火曜日に東京へ。

月曜日には、更にその前段階の仕込みを店でして、ヤマト便で生地や材料を送っていました。

学校に着き、懐かしい上司・同期・後輩の先生方にお会いして、ドキドキと嬉しい気持ち~

そこで、担当してくださってるK先生に、

「荷物、届いてますか?」

と聞いたらまだ届いていないということ・・・

あれ?おかしいなぁ~もう届いている時間なのに・・・

??・・・ハッ!   

!!!

日付指定を水曜の8日にしてしまった~~!

講習会は8日、8日、と思ってたから、気合が入り過ぎた~~

明日じゃ全然間に合わない!!

サァーーー (血の気が引く音)

もう、そこから猛ダッシュで伝票の電話番号に電話して、幸い近くの集荷所に荷物がもう届いていることがわかり!よかった!

「すみません~~至急届けてほしいんです!お願いします!」

と、私の声は相当切羽詰っていたことでしょう^^;

こんなに焦ったのは何年ぶりか、くらい。辻の職員時代の一年目を思い出してしまいました・・・

でもほんとにヤマト便の方々、ありがとうございます~~

電話をして1時間半後くらいかな?

助手をしてくれる先生と講習の打ち合わせをしている間に、荷物が届きました!

つくづく、たくさんの人の手に助けられてお菓子が作れてるんだ、というありがたみを痛感しましたねぇ。

それからすり替えを無事仕込んだ後、

夜は先生方がとても嬉しいことに食事の場を設けてくださり!

「近藤、タイムカード押したか~」

なんて、M先生♪ほんと、こんな嬉しい出戻りはありませんよ~♪

立川でおいしい夕飯をいただき、明日に備えて早めの就寝。

当日の朝は、5時過ぎに目が覚めてしまいました。。。

Dscf0572 これはホテルの窓から見えた富士山!

朝焼けの陽の光を浴びた“赤富士”です。

もう~感動~~

こりゃぁ、幸先いいですよね!^^

“エコール辻東京”で講習会!その1

Dscf0564 私がお菓子を学んだ原点は、大阪の辻製菓専門学校です。

そして初めての職場も、辻製菓専門学校。

卒業して、助手などの仕事をしながら職員として、たった2年でしたが働いていました。

生徒として1年、職員として2年。

計3年お世話になったこの学校は、私にとってすごくすごく特別な場所です。

18歳の春、福島の田舎から大阪に出て、どれ程カルチャーショックを受けたか。

東京だったら、まだそこまでではなかったでしょう。

東日本と西日本、当時は今よりボーダーラインがはっきりしていて、

大阪は外国のようでした。(ほんとです!)

吉本だって、東京進出してなかった。間平ちゃんって誰?

(だってダウンタウンがまだまだ新人だった頃ですもん。。。)

ポン酢だって、大阪行って初めて知った。(ほんまや~って!売ってなかったから~)

おっと、話が大阪にそれました・・・

とにかく辻で勉強して、食のショックは相当なものでした。

時代もあるのでしょうけど、とにかくヴァニラだって、チョコレートだって、フランボワーズだって、ノワゼットだって、使う素材もさることながら、

当時あれほど、フランス菓子やドイツ菓子、ウィーン菓子を極めて、生徒に惜しみなく伝える学校がどれだけあったでしょうか?

身内びいきと思われるかもしれませんが、歳を重ねるごとに、経験を重ねるごとに、

自分が何と恵まれた環境で菓子を学ぶことが出来たか、しみじみありがたいと思うのです。

若い時はそれがわかりませんでした。

職員になってからは、生徒の時とは全然違って教えてなんかもらえません。

もう無我夢中で~ 

毎日先生方に怒られながら、そしてかつ励まされながら、必死で働き、

2年目になった時、私は現場で働きたいと思うようになりました。

2年の経験で、生徒に教える自信が自分にないことはよくわかっていましたし、

お客様に自分の作ったお菓子を食べてもらいたいという気持ちが強くなり、東京の店で働くことを決めて、私はすごくお世話になった辻を辞めたのです。

その時の自分の決断が正しかったのか、後々まで、私は悩むこととなりました。

辻にいたらいたで、悩んだのでしょうけど・・・人生の選択の答えは短いスパンではわからないものですよね。

9月の初め、教室の準備をしている時に電話が鳴り、出てみると、懐かしい声が!

辻の東京校のM先生!!

嬉しくて近況の話をしばしした後、卒業生の求人の話かなぁ・・と思いきや、

何と、私に外来講師として学校で授業をしないか、とおっしゃるのです!!!

えぇぇ~~~!?そ、そんな、まさか!?

しかし!夢ではありませんでした!

何て光栄なありがたいお話・・・

それから2か月。

細々としたメニューや材料の打ち合わせが進み、東京に出発の日が来ました~

その2に続きます。。。

火・水は東京へ行ってきます

水曜に東京で講習会があり、今度は習ってくるのではなく、ありがたいことに教える方です。

明日の火曜日から仕込みで出かけてまいります。

コメントをくださったみなさま、ありがとうございます!!

すみません~お返事が遅れます。

帰ってきたら報告しますね!

“アルカイク”高野シェフの講習会へ!

Dscf0392 10月の半ば頃だったのですが、(旅行前で忙しい週にあったのでなかなか書けなかったのです)

福島市の洋菓子材料の業者さんが主催の講習会に行ってまいりました!

とっても勉強になる講習会だったんです~~

毎年、関東や仙台のいろんなシェフがいらっしゃるのですが、今年は埼玉の“アルカイク”のオーナー高野シェフ!

アルカイク、でピンと来なくても、“オーべックファン”の元シェフ、と言えばおわかりになる方も多いのではないでしょうか?

業界誌にもよく登場なさいますし、とにかく私の好きな、焼きこんだ生地のおいしさを味わえるタイプのお菓子を作る方で、

“オーベックファン”には4、5年前にタルデリスタッフで訪れたこともある憧れのシェフだったのです♪

Dscf0409_1

都内やフランスの有名店で修行なさった方だし、どんな感じなんだろう?気難しい方だったりして!?

期待と緊張を胸に、講習会は始まりました。

高野シェフは、確かに職人!という感じでしたが、でも全然気取らない、気さくな方で~

受講者は福島市内の洋菓子屋さんが15人くらい、泉のケーキ屋さんの厨房で行われたので、

大きい講習会のいわゆる見るだけ、というスタイルではないんです。

Dscf0412

メニューは7品も!

私たちもドキドキと手を出しながら、次々と仕込み・仕上げが進みました。

Dscf0414

高野シェフのお菓子に対する真摯な気持ちが随所に表れた講習会でしたが、

一番心に残ったのは、『仕事はもちろんきちっとやりますが、ロボットが作ってる訳じゃないから、日によって多少のバラつきがあってもいいんじゃないですかね。その方が人間味があって・・・』

という言葉です。りんごをキャラメルで煮ている時。

確かに、果物は入荷した日によって水分や熟し具合が違うので、微調整が難しい。

もちろん、一定の高いレヴェルを守っているからこその言葉ですね。さすが!

(お菓子はスタッフのお土産にしてみんなで頂いたのですが、スタッフみんな感激!のおいしさでした~~)

毎日同じ状態のものを!徹底しなきゃ!

と最近少し肩にチカラが入り過ぎてたな・・・と自分を振り返ってしまいました。

自然のものを使う訳だし、お天気だって毎日変わるんだし。

もう少しおおらかに行ってもいいんだなって思えました。

講習後は、高野シェフを交えての総会という名の飲み会^^;

菓子屋仲間との横の話も出来る、貴重な時間です。

みんなといろんな情報交換をして話をしていると、菓子屋として刺激されることも慰められることもたくさんあります。

こんないい機会を毎年設けてくださる、S商事の社長・メーカーのTさん・会長のKさん、

本当にありがとうございます!!

菓子屋の先輩方、同期のOくんにも、いつもほんとに感謝です~~

そして高野シェフ、ほんとに素敵な方でした♪

また福島にいらしてくださいね!!

*アルカイク*  http://www.deli-cake.com/archaique.html

今日のグーテンは、きなことごまの和風クッキー♪

Dscf0534_1 今日のTUFのグーテンは、和風クッキーでした

このクッキーは、1年前位から店でも出していて、店では“茶色クッキー”の名前です。

バターと黒糖ときび砂糖、きなこを混ぜ込んで、ごまもたっぷり。

香ばしくてサクサク。懐かしい味わいです♪

詳しいレシピは、グーテンのホームページをご覧になってくださいね!

http://www.tuf.co.jp/gooten/index.html

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